ダイレクトメール作成時に注意したいサイズの話
更新日:2025.05.02
顧客にダイレクトメールを送りたい。思い立ったが吉日、
パッと作ってさっと発送できればビジネスチャンスを逃すこともありません。
ですが、急ぎでダイレクトメールを作るときこそ、注意すべきポイントがあります。
せっかくレスポンスがでたのに、送付費用が嵩んで収支が合わなかった事態は避けたいですよね。
今回は料金に関わってくる「サイズ」の話です。
DMのサイズで何が変わる?
インパクトのある大きなダイレクトメールを作ってレスポンスアップを狙いたい。
正方形のはがきを送っていつもと印象を変えたい。
ダイレクトメールで成果をあげるためには顧客に読んでもらうための工夫が必要です。
顧客の目をひくために色々なクリエイティブアイデアを試してみたくなりますが、
ちょっと待ってください。ダイレクトメールのサイズは送料に直結するため注意が必要です。
はがきと封筒には規定のサイズがあります
ダイレクトメールは主に郵便を利用して発送しますが、
郵便局では「はがき」と「手紙(主に封筒を使ったもの)」のサイズに規格を設けています。
規格内に収まるサイズを「定形」、規格内に収まらないサイズを「定形外」と呼称しています。
この規格内に収まるか収まらないかで一通あたりの料金が55円以上変わってきます。
・郵便料金
はがき料金 → 85円/1通
手紙料金(定形) → 110円/1通
手紙料金(定形外)→ 140円~1,750円/1通
サイズチェック時の注意点
【はがきサイズ】
・最大 15.4㎝×10.7㎝
・最小 14㎝×9㎝
・重量6g以内
【注意点】
郵便局により、はがきは「長方形」に限ると定められています。
そのため、サイズは「短辺」と「長辺」に対して設定されています。
つまり、長辺・短辺の区別が存在しない正方形は、そもそもはがき扱いになりません。
はがきのサイズは最大で15.4㎝×10.7㎝、最小で14㎝×9㎝となっていますが、
これは長辺が15.4㎝~14㎝、短辺が10.7㎝~9㎝のサイズ内に収まることを意味します。
では、仮に16㎝×10㎝のはがきを作ろうと考えた場合はどうなるでしょうか?
この場合、長辺が規格外となりますのではがきの扱いにならず、
封筒と同じ定形郵便物の扱いになります。
サイズは通常のはがきとほとんど変わらないものの、
扱いが変わることで郵送料金が大幅に上がってしまうことになります。
*はがきのサイズについては日本郵便のホームページをご参照ください
【封筒サイズ】
①定形郵便物の場合(重量50g以内)
・最大 23.5㎝×12㎝×1㎝
・最小 14㎝×9㎝
・重量50g以内
【注意点】
封筒を定形料金で送る場合のサイズ規定は、最大23.5㎝×12㎝×1㎝、最小14㎝×9㎝となります。
こちらもはがき同様に長辺、短辺でサイズが決まっていますので、
長辺が23.5㎝~14㎝、短辺が12㎝~9㎝のサイズ内に収まることを意味します。
では、最大サイズの×1㎝は何かというと厚みです。
ノベルティなど厚みのある資材を封入する際は厚さにも注意が必要です。
ちなみに、市販の封筒で定形郵便に当てはまる代表的な規格品は
長3封筒、洋長3封筒などです。
*封筒(手紙)のサイズについては日本郵便のホームページをご参照ください
②定形外郵便物の場合
はがき、定形郵便の規格に当てはまらないものは「定形外郵便物」として扱われます。
定形外郵便物は小さな宅配物に近いものまで幅広くカバーできるため、
定形外郵便の中でも「規格内」「規格外」に分かれています。
定形外規格内(重量1㎏以内)
・最大 34㎝×25㎝×3㎝
・最小 14㎝×9㎝あるいは直径3㎝で高さ14㎝の円筒形かそれに似た形のもの
・重量 1㎏以内
規格内の最大サイズは34㎝×25㎝×3㎝、
最小サイズは14㎝×9㎝あるいは直径3㎝で高さ14㎝の円筒形かそれに似た形のものとなります。
製作コストがかかることから、ほとんど見かけることはありませんが、
円筒形のものも郵便で送れるのは意外ですね。
ちなみに市販封筒だと角2封筒までが定形外規格内に収まります。
定形外規格外
・最大 長辺が60㎝までかつ長辺+短辺+厚みの合計が90㎝以内
・最小 14㎝×9㎝あるいは直径3㎝で高さ14㎝の円筒形かそれに似た形のもの
・重量 4㎏以内
規格外の最大サイズは長辺が最大60㎝までかつ長辺+短辺+厚みの合計が90㎝以内となります。
最小サイズは規格内と同一です。
*封筒(手紙)のサイズについては日本郵便のホームページをご参照ください
最小サイズについて
はがき、封筒と規格を見てきましたが、
どれも最小サイズは14㎝×9㎝だったことにお気づきでしょうか。
つまりこのサイズが郵便で送ることのできる最小サイズとなります。
ですが、次のような特例措置が設定されています。
「上記の制限より小さなものでも6㎝×12㎝以上の耐久力のある厚紙または布製の宛て名札を付ければ差し出すことができます。」
意訳すると、「はがきに近いサイズの頑丈な宛名札に郵便物を添付していればOK」ということです。
宛名札が頑丈ではがきに近いサイズであれば郵便物が小さくても取り扱いができるので、
配達可能になるということですね。
この場合、どこまでを頑丈と認識するのか定義が曖昧なため、
事前に郵便局へ確認をとることをお勧めします。
封筒の場合、形状にも注意が必要です
以前のコラムでも紹介していますが、ダイレクトメールの発送作業を行う機械の都合で、機械封入できる封筒の仕様が決まっています。
いままでご紹介したサイズは郵便料金に関わってきますが、封筒の場合はそれに加え作業性を加味して仕様をご検討ください。
封筒の仕様については封筒DMガイド:作成から発送までをご覧ください。
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